メメント・モリ

望まないことばかり叶ってしまう人生

【騒音被害】道路バスケをする近所のクソガキとの戦い

わたしは家の向かいの道路でバスケをするクソガキに悩まされていた。
今のマンションに引っ越したとき、向かいの一軒家にバスケットゴールがあり、嫌な予感がしていた。その嫌な予感が的中した。


バスケで青春アピールされているから妬ましいとかそういうのではない。
道路でバスケをすると、そこら中にけたたましい音が鳴り響くのだ。

ドンドン、ダムダム。
朝昼にアスファルトに鳴り響く音。ボールをドリブルする音。
毎日毎日1-2時間ほど、ドンドンダムダム。
耳をふさいでも聞こえてくる、ドンドンダムダム。


道路でバスケくらい許してやれ、子どもの遊びくらい好きにさせてやれ、と思うかもしれない。
子どもがいないから子どもの気持ちがわからないとか、そういう御託は道路バスケの騒音被害に遭ってから言ってもらいたい。
わたしも道路バスケの被害に遭うまでは、子どもが道路で騒いでいてもそこまで気にならなかった。

こればかりは実際に体験しないとわからないと思うが、道路でのバスケは近隣の住人にとってはかなりの騒音なのだ。
窓を締め切って室内にいても、かなり大きな音量でバスケのプレイ音が聞こえてくる。
毎日大きな音量の雑音が長時間聞こえてくると、それだけで相当なストレスになる。

道路バスケのプレイ音量を測った人によると、

ドリブル時は40~50デシベル、ゴールバウンド時、瞬間的に60~70デシベル。 detail.chiebukuro.yahoo.co.jp


とのこと。
一般的に55デシベル以上がうるさいと感じる騒音と言われているため、道路でのバスケは間違いなく迷惑な騒音である。
そんなのを毎日聞かされたら、たまったもんじゃない。

そもそも公共の場である道路でバスケをやること自体、間違っている。
バスケをやるなら公園か体育館でやるべきだろう。


それでも、せっかくの夢のマイホームでバスケを楽しむのを邪魔してはいけないと思い、2年近く我慢していた。
だが、今月からついにその我慢は限界を迎えた。

新型コロナウイルス流行による学校休校で、クソガキが毎朝8時から道路バスケをやるようになったからだ。


わたしの会社は11:00-20:00が業務時間であるため、リモートワーク中の今は10:50に起きる生活をしていた。
だが、体力が有り余ったクソガキは朝8時からバスケをし、わたしを眠りから強制的に叩き起こしてきたのだ。

まだ朝10時のような起きている人が多い時間なら、道路バスケとはいっても許してやったかもしれない。
ただ、閑静な住宅街、一軒家とマンションが建ち並んでいる場所、夜勤などで昼夜逆転の生活をしている人もいるであろう場所で、早朝から道路バスケをするクソガキにはプッツンときた。

わたしの生活リズムをかき乱すクソガキ。
早朝道路バスケを1週間以上繰り返すクソガキ。
これには菩薩の心を持つ(自称)わたしの我慢も限界が来た。
だから、クソガキを通報してやることにした。


クソガキからの被害内容をメモでまとめ、証拠を集める日々。
クソガキに毎朝起こされるたびにネチネチと続けていた。
これを警察にチクってガツンと指導してもらおう。

そう思い110番しようとしたが、ここでわずかに残っていた良心がチクリと傷んだ。


早朝から道路でバスケをするクソガキとはいえ、学校休校で体を動かせなくてかわいそうだな…。
クソガキから貴重な遊び場を奪うことになるな…。
そういえば、いつもは土日の昼や夕方にバスケをしてたし、迷惑ではあるが少しマシだったな…。
もしかしたらクソガキと話をしたらわかってくれるんじゃないかな…。


そこで、通報する前にクソガキにお願いをしてみようと思った。
チキンのわたしは直接言いに行く勇気がなかったので手紙でお願いを書いた。

朝8時から道路でバスケをするのはやめてほしい。

道路でのバスケは近隣の住人にはかなり大きな騒音なので、やる時間を考えてほしい。
わたしは仕事の都合で遅くに起きるので、もう少し遅めの時間からバスケをしてほしい。バスケの音で早くに起こされてしまう。
おそらくわたし以外にも昼頃に起きる生活をしている人もいると思うから、その人たちにも配慮してほしい。

もし朝早くからバスケをしたいなら公園でやってくれ。


こんな内容の手紙をしたため(もちろん敬語で)、クソガキの家のポストに投函した。
これでも早朝からバスケをするなら、そのときは通報しようと決めた。


そして、翌朝。
わたしは早朝に叩き起こされることなく過ごすことができた。
クソガキは手紙を理解し、早朝のバスケをやめ、昼間からバスケをするようになったのだ。
わたしとの約束を守ってくれたのだ。

わたしの10:50に起きる生活が戻ってきた喜びは、何ものにも変えがたい、至上の喜びであった。
警察に通報しなくても、しっかりと対話できたら解決するとは、世の中捨てたもんじゃないなと思った。

正直に言うと、昼間の道路バスケもかなりの騒音なので公園か体育館でやってほしいが、学校休校で傷心のクソガキにそこまで要求するのは酷なのでやめておいた。


クソガキ改め、少年よ。
これからは人に迷惑をかけない範囲で外でのバスケを楽しみ、のびのびと過ごしてくれ。
そして、将来は八村塁のようなスーパースターになって、わたしにサインを届けてくれることを期待している。

ありがとうさようなら、2019年のわたし。

2019年は仕事だらけの1年だった。(2019年もか?)
プライベートでは特筆すべきことは一切なく、思い出す限り仕事のことしかない。
ゲームはそれなりにしたけども、まあそれなりで、やはり社畜年だったらしい。

なんやかんやで転職して早3年。20代後半になり、社会人としても半人前から一人前に変わりつつある。
業界が変わり、職種が変わり、そして、周りからの評価もガラリと変わった。

少なくともただのWeb界隈のライターだった時代より評価されているし、社内外から求められるスキルが一応あるのだということもわかった。
今の自分の環境が一番自分に向いている、適性があるということもわかった。
わたしは承認欲求の塊で、褒められると伸びる単純脳なので、こういう風に相手から求められて褒められるのがたまらなく気持ちいい。

求められていない場所で頑張ったところで一切認められないこともバカにされ続けるだけだということも実体験から重々理解しているので、もうそんな無駄なことはしない。
たとえ転職したとしても、自分が求められる場所で求められるスキルを発揮したいと思う。それが自分にとっても幸せなことだから。

去年まではライターの仕事も細々と続けていたけど、やはり向いてないと思うし、純粋にやってて楽しくないならやめた。
もうあそこはわたしの居場所ではない。二度とごめんだと思う。(こうやって好き勝手に書くのは好きだけどね)


まあ、そんなこんなで、2019年が終わったわけで。
来年はどうなるのかなあと思ったけども、予定を見る限り、来年も仕事だらけの1年になりそうだ。
それでも自分が幸せだと感じているから、それでいいのだ。